また会おうね

式の間ずっと、その言葉ばかりつぶやいていた。
先週の月曜日、祖母が亡くなった。

お骨も見たのに、まだどこか現実感がない。

とにかく、横たわる祖母に「また会おうねまた会おうね・・」と祈るように、ずっと口走っていた。

そして式の次の日、母の要望で、母が祖母や祖父と暮らした雑司ヶ谷へ、母と私とユイの3人で行って来た。

 

我ら双子も生まれてしばらく暮らした場所。母方のおじいちゃんとおばあちゃんち♪として、祖母宅が埼玉に引っ越すまでよく遊びに来ていた。
鬼子母神や、夏目漱石が眠る雑司ヶ谷墓地などお墓も多い独特な雰囲気は、音楽大学などがド〜ンとできていたりして、少し薄まっていた。
それから池袋駅まで歩いて、これまた懐かしの西武デパート(我ら双子はよく迷子になって呼び出されたとこ)でお茶をして帰ってきた。
雑司ヶ谷の街の変化が、特に長年共にそこで暮らしてきた祖母も去ってしまった今の母には、少し寂しくもあったようだけど、ユイと3人で行けた事はひとつの供養のようでよかったと思う。
それから火曜日。
母と双子のぽーと息子のたっくん(9ヶ月)がお見送りしてくれる中、羽田を後に福岡に帰ってきた。
いつもながら飛行場での別れは辛かった。
でも、ユイが一緒にいてくれたことで、この時も、祖母との別れの時も、かなり支えられていたと思う。
母を慰めるために連れてきたけど、私の気持ちもとても助けられた。
そんなユイさん。

空港でも絶好調!
帰りの飛行機の中ではぐっすり。
鉄のように重くなった彼女を抱えながらも、そのぬくもりがやっぱり心強かった。
しかも、抱っこで飛行機もこれで最後だったというのが後からわかって、少し感慨深かった。
もう今月で3歳。
彼女の誕生日に双子の新居も完成!
12月にお祝いに行こうと思っていたら、3歳になった彼女は大人と同じ料金が必要だと判明。
1月の10日過ぎなら、彼女の座席料金は50%オフとの事なので延期に><。
予定より遅くなるけど、また孫も連れて帰るから、早く母に元気になって欲しいと切に思う。