ふつうはさ〜

AtoRie2008-01-23

「普通、他人の子ども叱ったりする?」というセリフが印象的なCM。この言葉の裏には「叱るなんてありえないっつ〜の(怒)!」的な気持ちがあると思われる。
でも、この「普通」ってのはくせものだ。
あくまで「自分にとって」または「自分の過ごしてきた環境下(実家とか)において」のみ通用する「普通」感覚に過ぎないから。
それは、他人と接すると・・いや特に結婚して他人だった人と暮らすと思い知らされる。
自分が当然「普通だ!」と思ってきた事が通用しない。
例えば、「物を出したら速やかに元の場所に戻す事」とか「ちゃんと人の話に反応する事」とか・・。まぁ私の場合これらは普通の事なのだが・・。現在夫にして欲しい事=つまり夫にとっては普通の事ではないらしいのだ。
そういう相違って日々何気にストレスなわけだけど、「普通」を楯にして主張するわけにはいかんなと思う。
それに、その相違点が、自分の視野を広げるきっかけになるわけだし。
CMでも、「普通、他人の子どもを叱ったりしないよね?」と主張する奥さんに、旦那さんがまず「何か叱られるような事をしたの?」と問いただし「叱ってくれる人がいるってありがたい事じゃないか?」と諭す展開になるわけだけど、この相違する普通感覚を知る事で奥さんにとっても何かしら得る事はあったんじゃないかと思う。
もちろん、上記に述べた私の夫に要望2点のように、人には譲れない事もひとつやふたつあると思うし、それらを尊重し合う事がうまくやってくコツではあると思うけど、最初から「普通」を楯にしてしまって、本当に自分にとって譲れない点なのかどうか見直す機会を失ってしまったり、自分だけの狭い視点のままでいるのは勿体ないなと思った。
この事はドラマ「佐々木夫妻の仁義なき戦い」や「斉藤さん」を見ても感じた。
なので「普通はさ〜」という文句が自分の中から出てきたら、再チェックしてみようと思う。「普通」から解放される事で楽になる事も多々ありそうだし^^;。
ちなみに、このCMの旦那さんの意見に私も同意見。日本が失ってしまったよき事のひとつだと思う。もちろん奥さんのうざい気持ちもわかるけど、それは自分も含めて他人から叱られる事への耐性が弱いのだと思う。自分も含め、日本人が再度身につけていかんといけない事じゃないかな。

ああ・・それはともかく雪だよ雪!雪は好きだし冬眠中だからいいけど、寒い!ついでに出血!・・生理復活か?