クールな距離で

AtoRie2007-06-06

「人付き合いは腹6分目」とか「人の話や相談などはあえてクールな姿勢で聞いた方がいいわよ」なんて事を美輪さんが言っているのを聞いていて、改めて勉強になった先週の「オーラの泉」でした。
もともと仲が良い相手でも腹7〜8分目位の距離感が気持ちいいなぁと思っていたけど、もっと深く向かい合った方がいいのかな・・?なんて妙に後ろめたく感じる時もあったんだよね。
でも、「気持ちいい距離で相手のいいところとだけと付き合えばいいのよ。そうしたらすごく楽よ。」の一言で払拭!そうですよね!いいとこどりでもいいのですよね。
そして振り返って「人付き合いは腹6分目」で思い浮かぶ人・・それは母。なにせ腹10分目位の迫力で日々浸食されてたから・・。「頼む!腹6分目位で」ってな感じでしょうか。
とにかく、一緒に暮らしていた最後の頃の母はひどい過干渉で、例えば私が部屋で泣いてるとノックもせズカズカ入ってきて「何で泣いてるの!」と怒鳴り「自分の部屋で位思いっきり泣かせてよ!」と叫ぶ私に「泣いてると私が心配になるからやめてよ!」・・なんて言い放つ理不尽ぶりで、「どうしてこうも簡単に私の怒りのツボを押しまくるのか?!」と日々感じ、本当にひどい相性だ!と思っていたのだけど、私が結婚して離れてからは驚く程ガラリといい関係になれたのですよ。
上記の一番親子ケンカが酷かった頃は、母がちょうど更年期で荒れてたってのもあると思うけど、親子はある年齢になったら(遅くとも25歳位には)物理的にも精神的にも離れて距離をとった方がいいものだと思いました。
親子でも「腹7分目」位かなぁ。どんな関係でも「適正距離」が大事ですね。「親しき仲にこそ礼儀あり」というか。相性以上に大きな要素かもしれません。以前は近すぎて距離感がなくて辛かった・・!
その母は、私が妊娠中の今ではほぼ毎日我が家に来てくれて、今週は美顔とか眉描きレクチャーなど自分の道具まで持ってきてくれて、私の顔まで整えてくれました^^;。
まさか母とこんな優しい時間を過ごせるようになるとは・・。色んな意味で「貴重だよねぇ」と言い合う今日この頃。
母が言うには、なんでも私が結婚して離れた後は、対娘というより対等な大人同士という感覚と距離感にシフトしたそうです。・・というか物理的に離れた事で「シフトできた」のかもね。一緒に住んでて距離をとるのは難しいかも・・。そんな訳で今では全く余計な干渉はしてこないので快し♪
それに、私の方も、妊娠してから、何だか祖先から累々と続いてきた命の神秘的なつながりみたいなものを感じたりして、母に対する敬意や感謝の気持ちも深まったような気がします。
「母のようなお母さんになりたいなぁ」なんて思う日がくるとは・・人生わからないよなぁと思います。
そして、もうひとつ「人の話にはクールな姿勢で☆」・・は本当に改めて目から鱗でした。ちょっと自分の対応は今までホット過ぎたかも・・と反省。今後に活かしたいなぁと思いました。その方が話し手も客観的かつ冷静になれて、話が大げさになったり脱線しなくて、論点がちゃんと絞れていいという事でしたので^^。
とにかく、相手に求め過ぎず甘えすぎず、お互いに適正距離を見極めて、時にクールに付き合うのが気持ちのいい人間関係のポイントなのかもしれないですね。その方が長続きもするのかも。

写真は昨日の晩ご飯。とにかくお腹が減るのです。今もペコペコ・・眠れるかなぁ。