開くハート

AtoRie2007-03-06

とりとめもなく色んな事を感じた今日・・。例えば、母の愛ってすごい!とか。お義母さん(夫の母上)の作ったおかずやイチゴ大福はなんて美味しいのだろう!とか。愛情が形になってる。私もいつか母になれたら・・それだけで愛情炸裂?!まぁ赤ちゃんについては神のみぞ知る分野ですが^^;。

それと、「天職」ってのはつまり・・「自分でちゃんといる事」なのかもしれないと思った。その人がそこにいるだけで醸し出される空気ってのはオリジナルで、例え一卵性双生児でも別物ですから〜。
だから、今ここに「自分でいる」って事は、それだけで何だかスゴイ事のような気がした。
でも、考えてみれば「自分でいる」ってのは、尽きせぬ自己との直面が必要になる厳しい事なのかもしれない。どこでも誰の前でもそうあれたらいいけれど。
そして、どの人にもその時のその人らしく(できたら心地よく)居て欲しい。誰もが社交的である必要もない訳だし。あまりに礼儀に反していると感じたら伝える事もあるけど。ほどほどに。
それと、もっと世界を違う視点で見てみたい。もっともっと違う観え方があるはず!もっと面白くて深い視点を得たい。
ひとつの方法として、今までは特に他者からのセッションを受ける事に集中していたけど、今後は海外に行きたい!行くぞ〜!と思っています。物理的な旅だ。
もちろん妊娠+出産の旅もそろそろよいかもしれません^^。
どんなことも、つまりは「自分を知る」ために起こる事で、それは「自分でいる」ためには必要不可欠な事だからなんだなぁ〜と思った。
今後どんな自分に出会えるんだろう・・ワクワク♪ドキドキ・・。願わくばどんどん自分が頼もしく好きになれたらいいけれど。新たな視点にも出会いたいな!
チエちゃんと私
そして、そんな風に色々な事を感じさせてくれた、よしもとばななさんの新刊。以前の小説にはどうしようもない闇があって、それがあるからこそ光の部分が輝くとはわかっていても、その闇が深くて怖くて、その部分だけ苦手でたまらなかったのだけど、著者も母親になったからか、最近の小説ではその闇がなくなってきて、本当に心地よい、それでいて深い作品になってきたと、個人的には感じています。
今の私には残念ながら、もちろんチヨちゃん達の視点から見えるようには世界を見る事はできてないと思うけど、同じ世界ひとつでも色んな見え方あるという、その視点だけはいただきました。
自分である(=存在する)事の価値も考えさせてくれました。
『・・・いや、違う。』と、主人公が、自分の気持ちを掘り下げていく感じも素敵で、見習おうと思います。
そして、なぜがお義母さんや実家の父の事が浮かんできた。私が実家にいる頃、母と喧嘩して精神的に追い詰められて、つい壁をけったら穴が空いてしまって^^;「父が建てた家なのに・・」と情けなくて泣いていたら、怒ると思ってた父がやってきて「空けたのが壁でよかったなぁ」なんて笑ってくれた事など・・。何だか思い出されて泣けた。
表層意識では色んな感情の層があってごちゃごちゃしてるけど、底ではかなり深い愛情があるらしい。私の中にも^^;
彼女の小説には、そういう深いところを開く力があるんだよなぁ。何だか訳わからん涙も出るし(それが最高の涙だと思うけど)、これまた「デトックス効果アリ」と思いました。
そして、写真のお花はお義母が買ってくれたもの。この子ひとつで華やぐ空間。上から見るとハート型でした。・・大事に育てます。