「それでもボクは・・」

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「(チカンなんて)やってない!」
・・自分が罪を犯さなければ、一生警察にも裁判所にも縁がないだろうと思ってた。
でも、「無実の罪」で連れて行かれる可能性は誰にでもあるという恐ろしさ・・。
特にこの容疑では男性皆さん・・要注意!
一時期裁判所に勤めていて、司法試験も目指し2年程とはいえ受験勉強をしてた自分が改めて感じた事は
「法律およびその手続きを知っているか知らないかで人生は天と地ほど違ってくる」という事。
一言で言えば「法律を知らないと大損!」
とりあえず、「自分の身を守るために最低限この映画を見ておくと必ず身を助く」という事だろうか・・。
それでもこの映画の彼はかなり恵まれていたと思う。同じ牢獄に法律に詳しい親切な人(?)がいたりして。
「当番弁護士制度」を知ってる知らないか、取り調べの際の注意ポイント等、知識があるかないかで人生が変わる要点が端的によく示唆されているのではないかと思うので、万が一の際の助けになるはず。
それにしても、「基本的人権の尊重」をうたっている現状の法体制で、ありえない「人権侵害」が多々あるのが現実で、知らないと驚愕するかも。日本語がなにせ通じないような有様。
これが今の日本の現状・・。
しっかりとした「三権分立」のシステムが必要だと、多くの人に問題意識を持って欲しいと切に思う。公平であるべき裁判所が実は国家権力に人事権など首根っこを捕まれている実情・・。
「いつ自分がこんな目に遭うかわからない・・」その可能性は誰にでもある訳だし、そういう視点がどんな問題であれ必要だと思う。

・・そんな訳で、とにかく夫が前から観たがっていたので、朝から渋谷の映画館へ行って観てきた。
昨日は池袋へ行き、実は「どろろ」か「敬愛なるベートーベン」を観る予定だったのに、「どろろ」はいざとなると観る気にならず、「ベートーベン」はやってなかった。
それで、15年位前に、結婚する以前の我ら夫婦が、よくデートスポットにしていたサンシャインに行って帰ってきただけで、何も観ずじまいになってしまった。(それにしてもサンシャイン・・建てられてすぐの頃、今は亡き祖父に連れられて屋上まで上った幼少の思い出の場所・・)
本当は「マリーアントワネット」が私としては一番観たかったんだけど、夫は観たがらないし、池袋でも「それでもボクはやってない」が意外に人気で、どこでも整理券配っているのを見て、DVDを待たずに劇場で観る事に私も同意したのだった。
今日行った、先日退会したスポーツクラブの下の映画館は、こぢんまりとしていて、トイレにも行きやすく(笑)上映される予定の映画のラインナップも我ら夫婦のツボで、予告だけで涙するほどだったので、また映画を観る時はあそこに行こうと思う。
朝一番の回なのに整理券を配っていたこの映画・・自分や愛する人のために観とくといいよ!と改めてプッシュしときます。
役者陣がまたいいんだなぁ〜。主役は「ハチクロ」の真山役の子で、他には役所広司さん、もたいまさこさん、瀬戸朝香さん、山本耕史さん等・・印象的な皆さんでした。