…注意する。

AtoRie2005-08-10

誰でもそうだと思うけど、自分の体が少しずつでも「老化」していくのって、嫌だよね…。私も以前より痩せにくくなってきたような気がして、日々地道な抵抗の闘いを繰り返している(笑)。
でも、人が望むという「不老不死」のもう一つ「死」については、特に抵抗したいと思ったことはなくて、むしろ、「不死」の方が怖かろう〜と思ってきた。なんで「不死」を求めるのか?その気持ちは理解できず…。
だけど、最近「死」を受け入れやすくするには、「老い」が必要なんだなぁ…と思い始めた。それに、「死」を受け入れるなら「老い」も受け入れんといかんのかも〜と。
いつか、この慣れ親しんだ自分の肉体と離れる時が来る。それはもう絶対的に。(そう思うと、自分の肉体への愛着に気付かされたりもする‥)でも、その時に、肉体がいつまでもピチピチしてたらどうだろう?もっと離れ難くなりそうじゃない?
少しずつでも急激にでも、人は老いていき、ビジュアル的にも、いかにも土に還りやすそうな感じになっていく。自分の体を手放すための、一種の「あきらめ」を手に入れるために、「老いる」必要性はあるんだと思う。世の中、本当に無駄な事なし、意味があるもんだなぁと思った。
それに、「死」という終わりゴールがあって、その道筋として「老い」がある事を、いつも頭のどこかに置いておくと、「今生きてる事」「肉体があること」の貴重さや価値をしみじみ感じさせられる。
今は今しかなくて、「死」だって時を選ばず、「老い」の前にやってきてしまうかもしれないし…。肉体が使えなくなって、何一つ手に取ることもできなくなった時に、悔やむことがないように、「今本当にしたいこと」を逃さずやっておかねば!そのためにまず自分の本音に注意深くならなくては!と思う。
私の場合、特に「今描きたいと思った事は今描いておかねば!」が個人的には大事な事みたい。霊体になったら、もう描けない。大好きな人にも触れられなくなる。
ちょうど昨日、「目に見えないものが大事」なんて日記を書いた後、TVで江原啓之さんの「天国からの手紙」を観て、偶然に驚きつつ、改めてしみじみ考えさせられた。 彼はまさに「目に見えないもの」を伝える事のできる人だよね‥。
でも、普通の人達にもできる事はいっぱいあって、一番は「言葉にする事」だよなぁと思った。自分の見えない気持ちや愛情を言葉にして伝える事!今を逃したら永遠に伝えられないかもしれない言葉達。
そういう危機感みたいなものを、私も日々感じてはいたけど、夫もそのTVを観ながら「必ず次の日も会える保障なんてないに決まってる。」みたいな事を言っているのを聞いて、ほぇ〜この人もそう思ってたんか〜と思った。
本当に、言葉も行動も出し惜しみしてる場合じゃないんだよね…。
いつ二度と会えなくなるとも限らない人達。その相手の変化も見逃さないように、注意する事、見つめ続ける事‥それが愛情というものなのかもしれないなぁとも思った。
でも、注意するって、今にぐぐっと集中しないとできない。でも、それが今をちゃんと生きるという事なのかも‥と思いました。
考えてみれば、デッサンひとつとっても、今に集中して、注意して視つめて、鉛筆を手で握って、動かす事なんだよね…。自分の今の為に、後で悔やまない為に、注意して描こう。ちゃんと伝えよう。
それと、必要性を理解した上でも、これからも「老い」には抵抗するぞ〜!

それと「解散総選挙」!について。争点は「郵政民営化に反対か賛成か?」なんて言ってるけど、単に「郵政民営化」でくくらないで欲しい。
問題は「今回の」郵政民営化法案の内容に対して、賛成か反対かであって、単に「郵政民営化」に反対か賛成かで考えれば、野党も多くの人も賛成の人多いんじゃないの?何でも内容が要チェックポイントじゃない?
なので、単純に大きくくくった問題提起にごまかされず、あくまで「今回の」法案内容や時期や優先順位の問題や手続きのやり方等考えて、投票して欲しい!と思います。それに郵政以外に大事な問題点も要チェック!なにせ、すごい額の税金を投入して選挙するんだから。
それに、選挙に行かない事で、理不尽に税金取られたり…決していい事は起こり得ないので、本当に多くの国民の人達に、それこそ「注意深く」投票しに選挙に行って欲しいです。

ああ…でも首相の強権ぶり…。このノリで改憲(しかも危険な右より)とかされたら…××。ただでさえ、現在出されている改憲案にも危機感を感じているのに…。ドキドキ!
何に対しても「注意して見つめて行動する事」って大事だなぁ…と思います。それが自分や大事な人の身を助く!