…「交渉人・真下正義」

AtoRie2005-05-29

今までの「踊る大捜査線」をイメージしていくと、ガッカリするかも。少なくとも我ら夫婦にとっては「踊る」ではなかった。

とにかく、犯人像やラストがスッキリしなくて、夫が言うには「セブン」に次いで嫌な後味の映画だったそうだ。それと、ハラハラドキドキが好きな方にはいいのかもしれないけど、私には疲労感で…ぐったり。(特にあの新型車両が怖っ。車体…悪趣味だよね…。)

それと何と言っても、青島さんとかスミレさんとか湾岸署とかスリーアミーゴーズ(だっけ?)の今回の不在が寂しくて、今まで色々陰惨な事件が起きても、彼らのキャラが緩和してくれてたんだなぁ〜とつくづく感じた。今までのキャラ設定やバランスの巧みさみたいなものも再認識!

だから、今回はすごく物足りなくて、とにかく不在の彼らに会いたくなった。それと、JRの脱線事故前に製作したその先見性はすごいと思ったけど、東京に住んでたら地下鉄乗るの嫌になりそうな感じ…。

でも、鉄道関係の現場の人達の大変さや努力には、作中の運転手さんの「○○さんに命預けます!」というセリフや、エンドロールの彼らの笑顔の写真等で胸が熱くなった…。なので改めて、JRの事故後多発したという、現場の人に対する嫌がらせはやめましょう!

それと、どんなに機械がハイテクになって進歩しても、最後は人間の力が大事!という今までの「踊る」に共通するテーマが感じられたのは、まぁいい点だったかもしれない。

でも、ぶっちゃけ観なくてもよかった映画かも。これも夫婦同意見。次回作「容疑者〜」はもう観ないなぁ…。なので、個人的評価としては、5点中1点〜2点位かな。