AtoRie2005-03-24

とりあえず、スタートラインとしての「イラストレーターとして本に掲載される。」という夢は叶ったとして、これからは「実績を積んだプロとして載る事。」をわかりやすい目標としてはイメージしてみよう。でも、まずはもっと納得がいく絵を描けるようになる事が一番の目標!う〜…焦ってしまいそう。

でも、絵の先生から、ちょうどいいタイミングでお借りしていた「みづえ」(しかもサブタイトルが「イラストレーターになる!」だよ〜。)という雑誌で、「100%ORANGE」という、とても著名なイラストレータの方達が、「僕らはいつも劣等感を持っている。絵の上手な人はいっぱいいるから。劣等感に描かせてもらってきたのかもしれない。」なんて書いているのを読んで、これほどの人でも劣等感があるんだ!と驚いた反面、じゃあ今の私が劣等感を持ってても、ある意味当然なんだ!と妙に安心したりして…。(いいのか…?)

それに、この人達は自分達の作風を「可愛いと言われるけど本当にそれでいいのか?個性的であいりたいし…。」と書かれていて…確かに「個性」にこだわっちゃうよなぁ〜と思う反面、スドウピウさん(イラストレーター)が言うように「個性は自然ににじみ出るもの。」だとも思う。

他の方も「たとえば黒板にサラサラっと人の絵を描いて、これでいいんだよ‥と言うんです。つまり、個性をだそうとするあまり、わざと変に描くのは良くない。素直に描いているうちに自然に個性はでてくるものだということ。」と書かれていて、それには思わず大きく頷いてしまった。

それで、私は?というと、難しいけどあまり「個性」にこだわらず、「誰が見てもわかりやすい素直な可愛さ」を描いていきたい‥なんて思った。もちろん物語を想像させるような余地は残しつつ…。そんな訳で、「劣等感があってよし!サラサラっ〜のノリでよし!わざと個性的に描くことはなし!」という言葉達にすごく励まされた‥。

結局、槇村さとるの「おいしい関係」(また!以下でご紹介)の主人公みたく「私のいいと思うものをきゅっ−とお皿の上に再現する…。それでいいんだ。それしかないんだ…。」ってな感じでしょうか?この子はプロの料理人を目指しているので「お皿」だけど「紙」に置き換えてもいいと思う。

とにかく、今回の事では、それでもちろん劣等感が消えたわけではないけど、とりあえず、誌面で紹介していただいた私のHPのアドレスに、アクセスして来てくれた方々に喜んでいただけるような作品をもっともっと作るぞ〜!という「やる気」につながっているのがうれしい♪しのごの言っても、とにかく描くしかない訳だし。「私はイラストレーターです。」と人に堂々と言えるようにがんばるぞ〜。