AtoRie2005-03-23

夢がひとつ叶った事になるんだろうか…?

昨年、本屋(窓ガラスが割れまくった福岡ビル内の丸善)で、イラストレーターの方々が紹介されている本を見て、「自分もいつかこんな風にイラストレーターとして本で紹介されたいなぁ。」なんて‥なぜかその時以来、熱く!夢見るようになり、実現した様を楽しくイメージ(…妄想?)していたある日、一通のメールが届いた…。

それは、イラストレーター300人前後を見開きページで紹介するインデックスタイプの作品集、「ART BOX FILE_vol.3 NEW ILLUSTRATORS FILE」という企画本への参加のお誘いだった。その時、既に秋山孝さんを始めとする15人の方の掲載は決まったと書かれてあり、私の場合は、私のHPのイラストを見ての判断だったそうだ。つくづくHP作っておいてよかった〜とは思ったものの、審査のための原稿を送付する前はずいぶん悩んだ。

今の段階で掲載されていいのか?あちらは既にプロだと思って誘っていただいてるが、実のところ、単でイラストを仕事としてやった事はないし…等々。結局、後者については、「新人枠」で審査を受けるという事で済んだけど、前者では迷った。もっといい絵が描けるようになってからの方がいいんじゃないか?

でも、自分のHPを作るのだって何だって、いつだって未熟なところからスタートするしかなかったんだ…。いつかの完璧!を求めて、このチャンス棒に振って本当に後悔しないのか?そう思って審査を受ける事を決めた。実際には、自分の絵を正式に審査されるのが一番怖かったのかもしれない…。

でも、「あなたは自信があって何かをする人間がこの世にいると思っているの?誰だって恐怖をのりこえて挑むんです。」という槇村さとる「DoDaDancin!」(以下で詳しくご紹介)の一言を支えに、怖々の一歩を踏み出してみた。たぶんこれからもそんな一歩の繰り返しなのかもしれないと思う…。

そして、無事審査を通り、色々な作業やちょっとしたアクシデントを乗り越えて、やっと送られてきたその本を手にした時は、やっぱり嬉しかった。しかも昨年本屋でいいなぁ〜と思っていた中の1冊「現代日本のイラストレーション※名前のみ変更」の12巻目‥。それに今回の事は、ちょっとした親孝行という気持ちも大きかったので、1冊は、私のイラストが大好き!と言ってくれている、親バカな実家の両親に送ろうと思っている。

ただ現状は、やっとこさの「はじめの一歩」状態で、まだまだ全然未熟者…。でも、もしも本屋や図書館で出会ったら、ぜひ見てみて下さい。私(Ato*Rie)以外に、たくさんの方のイラストが掲載されていて、見応えありです!そして、以下で紹介のお勧めコミックの中でも語られているのですが、「イメージには力がある!」と改めて思いました。NASAでも検証済みらしいです。